アメリカンショートヘアってどんな猫?特徴・性格・値段

大きな瞳とキュッとしまった口元が利発な印象のアメリカンショートヘアは1990年代に人気が出てから、今でも飼いやすさで人気の品種です。

アメリカンショートヘアの祖先は、ネズミの害を防ぐために働く「ワーキングキャット」として人に飼われていました。狩りが得意で、賢く、性格も明るく元気な品種です。

人気の衰えを知らないアメリカンショートヘアの特徴、性格、飼い方、値段をまとめました。

アメリカンショートヘアの特徴を知ろう

毛の色と柄

アメリカンショートヘアの毛の色は、ブラック、ホワイト、シルバー、クリーム、レッド、チョコレート、ブラウン、ブルー、カメオです。

毛の柄、模様のバリエーションには以下のようなものがあります。

・タビー・・・・額にM字のような模様が基本的に入っています。目尻から頬にかけて入っている縞は「クレオパトラ・ライン」といいます。しっぽの模様は「リング」です。
・クラシックタビー・・・・猫の背後から見ると肩にチョウが羽を広げたような「バタフライ・マーク」、胴体の横に「ブルズ・アイ」と呼ばれるマーブル状の模様がある。
・パッチドタビー・・・・タビーの縞模様に不規則に赤茶色が入ってグラデーションになっている。
・トータシェル・・・・黒と赤のべっこうのような柄です。
・シルバー/スモーク・・・・毛の根本が白い、または全体に白の部分の面積が一番少ない柄。
・シューテッド・・・・1本の毛の先から約1/3~1/2まで色がついており、そこから地肌までは白または単色。
・ソリッド・・・・柄のない単色です。
・パーティカラー・・・・白斑が入ることです。
・タビー with ホワイト・・・・額にM字のような模様が基本的に入っています。目尻から頬にかけて入っている縞は「クレオパトラ・ライン」といいます。しっぽの模様は「リング」です。胸やおなか、脚先のどこかに白が入ります。
・シルバー/スモーク with ホワイト・・・・毛の根本が白い、または全体に白の部分の面積が一番少ない柄ですが、胸やおなか、脚先のどこかに白が入ります。
・ソリッド with ホワイト・・・・白以外の単色の体に胸、おなか、脚先のどこかに白が入ります。

※色と模様の組み合わせは約70種類あり、愛護団体によって認定している柄の種類の数が異なります。

目の色

アメリカンショートヘアの眼の色のバリエーションは、グリーン、ヘーゼル、ゴールドです。

毛並み

他の品種に比べるとかたい毛質ですが、寒さや湿気に強く、ケンカで相手の牙や爪によるケガを負いにくくします。短毛ですが、ダブルコートで、冬はアンダーコート(地肌に近い下毛のことで縮れて保温性がある)の量が多くなり、春にはアンダーコートが薄くなります。シャンプーは毛の生えかわりがある換毛期の春と秋の年2回くらいで十分です。ブラッシングは1日1回くらいで良いでしょう。毛玉ができにくく毛並みのお手入れがしやすい品種です。

性格

明るくて陽気な性格で、野性味が少し強く残っているので狩りが得意。ペットとして飼うと好奇心が旺盛で遊び好きなので人になつきやすいです。知的な賢さとおだやかで優しい面も持っています。そのため犬や小さなお子様にも優しく、平和的に暮らせます。多頭飼いをしたい方、はじめて猫を飼う人も親しみやすい性格です。

しかし、抱きかかえられて地面から離されることに不安を感じやすい品種です。抱っこが苦手なので猫から近づいてきた時だけ飼い主さんの膝の上にのせて体をなでてあげましょう。

環境の変化やストレスにも比較的強い品種と言われていますが、運動不足になると物を落としたり壁紙をやぶくなどのイタズラが増え、霧状のオシッコを壁にしたり、ストレスで過食にはしり太ることもあります。ゲージに入れて飼うとさらにストレスがたまりやすいので室内を自由に歩ける環境で飼いましょう。野生の頃の独立心が残っているので、密着したスキンシップは好みませんが、棒に丈夫なひもでぬいぐるみをつけたおもちゃで遊びに誘って、室内を一緒に走り回るようなアクティブなコミュニケーションを好みます。

大きさ

・体長
オス、メス、ともに平均60〜80cmです。(しっぽの長さを含む)

・体重
オスの平均が4.5〜7kg、メスの平均が3.5〜5.5kgです。

・体格
中型で四肢・胴・尾がやや長めのセミコビータイプです。全体的に筋肉質で骨格はがっしりとしています。首が太いので顔が小さく見えますがアゴは丈夫です。後ろ脚の筋肉が発達しているのでジャンプ力があります。

鳴き声

基本的にあまり鳴かない猫ですが、賢い品種なので飼い主さんとのコミュニケーションのために鳴きます。それ以外で猫が自分から鳴く時は強い要望がある時だけです。ゴハンが食べたい、水やトイレが汚れているので掃除してほしいなど身の回りのことが多いです。様子を観察して、何を訴えているのか理解しましょう。
鳴き声は性格によりますが、のどを鳴らしてから「グゥニャー」、「ギャヒー」、少し高めの「キャー」、「キューン」など表現が豊かです。飼い主さんと会話をしようと気持ちを表現して個性的な鳴き声になるようです。ぜひアメリカンショートヘアに優しく話しかけてあげてください。はじめは小さな鳴き声から応えるようになりますよ。

寿命

アメリカンショートヘアの寿命は平均10〜13歳くらいです。
2015年のイエ猫の平均寿命は16歳でした。
アメリカンショートヘアは平均より寿命が短い品種といえます。

アメリカンショートヘアの値段と選び方は?

ペットショップの平均金額:15〜20万円
キャッテリーさんから譲りうける平均金額:8〜10万円

アメリカンショートヘアはさまざまな毛色と模様の組み合わせがあります。

ペットショップで見かけるアメリカンショートヘアは、人気の高い柄や珍しい毛色であれば値段が高いです。

キャッテリーさんで譲りうける場合は、スタンダードとして登録されている毛色や柄、骨格に近ければかなり値段が高いです。

愛護団体に登録した繁殖家さんなので、無理な交配がされていません。両親の姿や、病気の系統が記録されているので、比較的希望にそった子猫を譲りうけることができます。アメリカンショートヘアを飼う知識と環境を整えてからキャッテリーさんに連絡をしましょう。ホームページやキャッテリー紹介ページからコンタクトができます。

どんな毛色や柄でも、健康で元気な子猫の見分け方は、3つです。

  • 目が見開いてキラキラしていること
  • アゴが角ばっていること
  • 脚が太いこと

アメリカンショートヘアの飼い方・育て方

アメリカンショートヘアの子猫が完全な成猫になるまで3〜4年の期間がかかります。

最初の1年でほぼ成猫の大きさに出来上がりますが、その後もしばらくは栄養豊富なキトンフードを食べさせて育てましょう。「ロイヤルカナン」からキトンフードとアメリカンショートヘア成猫専用のキャットフードが販売されています。この他に、アメリカンショートヘア専用ではありませんが、子猫の頃から食べさせられる「Orijen cat&kitten」もおすすめです。海外製品でのためネット注文でしか手に入りませんが、高たんぱく質で添加物も少ないので健康な体をつくれます。しかし、5歳以降は成長が止まりますので栄養はそのままでカロリーを押さえた食事が必要です。ダイエット用や年齢が上がってきたらシニア用に切り替えてあげましょう。太ってしまうと心臓や腎臓に負担がかかります。定期的に動物病院で診察を受け、肥満による病気を予防しましょう。もし、病気のサインが見つかれば「ヒルズ」から販売されている療養食がおすすめです。症状にあったキャットフードなので動物病院で購入できます。

運動

活発で運動量が多いアスリートタイプの猫です。身体能力が高いので、室内には高さのあるキャットタワーを設置してあげましょう。壁に釘を打てるご家庭であれば、キャットウォークを天井近くに作ってあげることをおすすめします。後ろ脚の筋肉が発達しているのでジャンプ力があり、上下運動を好みます。犬のような持久力はないので、おもちゃでこまめに短い時間でも遊んであげましょう。

アメショーがかかりやすい疾患

陽気な性格で身体能力が高いアメリカンショートヘアは、意外にも平均寿命が短い品種です。遺伝疾患は少ないのですが、運動と食事のバランスが偏ると病気にかかりやすいです。1年に一度、動物病院で診察を受けることで病気の予防や発症を遅らせることができます。
また、子猫を飼う前に、ペット医療保険を事前に調べて加入の検討をしましょう。保険会社によっては品種別にサポートする範囲に制限があったり、逆に制限がなくても金額が異なります。

・肥大型心筋症・・・・心筋細胞が大きくなって左心室がせまくなったまま広がらなくなる障害です。左心室に血液が流れ込まなくなり、全身を巡る血液量が不足します。心房へ血液が逆流することもあります。薬や療養食で症状の緩和をはかり対処します。しかし、症状が重い場合は肺に水がたまったり、呼吸困難、心不全、または突然死などを引き起こします。

・急性腎不全・・・・多くの原因が尿路結石を患っていてる状態で、腎臓の働きが急激に悪くなり、数時間から数日間で機能が果たせなくなります。ゲリやおう吐、脱水症状を起こします。治療は入院をして透析を行います。日頃から猫のトイレの回数や尿の色に注意しましょう。尿の回数が1日4回、または全くでない、尿に血が混ざっている時は尿路結石を疑い、動物病院で診察を受けましょう。急性腎不全の予防につながります。

・糖尿病・・・・加齢による運動不足やストレス、肥満などが原因で、ひ臓の働きが追いつかない、または働きが悪くなると、ホルモンの一種である「インスリン」が作り出されなくなります。すると、血液中の糖が多くなり、この状態が長く続くと、体のいたるところで炎症が起きやすくなり、失明や体の先端の血行不良で壊そが起こりやすくなります。アメリカンショートヘアの場合、5歳頃からの食事と運動のバランスに気を付けてあげましょう。II型糖尿病を発症すると治療を受けても2年程で死亡することが多いそうです。まずは発症させない生活習慣を心がけてあげましょう。

まとめ

友人の行きつけの洋食屋さんにはオスのアメリカンショートヘアが看板猫を勤めていました。

シルバータビーでグリーンの瞳がなんとも美しいハンサム君でした。友人と食事をしていると、私の肩にのり、のどを鳴らしてくれました。驚いたのはアメリカンショートヘアの大きさでした。体が大きくて肩に乗り切らず、首の後ろを通ってから前脚は私の腕にのって顔は私をのぞき込んでいました。大きな体におどろきつつも、はじめて会ったのに私を歓迎してくれて嬉しかったです。大きくて太い前脚と、大きな顔はワイルドな印象を受けましたが、ゆっくりとした動作で優しい瞳の表情を見ると「大きい種類の猫っておだやかなんだな」と思いました。鳴き声は聞けませんでしたが、人馴れしていてとても可愛らしかったです。

はじめて猫を飼おうと考えている方にはこの性格はおすすめです。ちょっと大きめですけど、ワイルドな見た目に愛らしい大きな瞳は魅力的ですよ。

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