子猫が風邪をひいた時の適切な対処法

 

飼っている子猫が風邪をひいたら、動物病院では治療費がどのくらいかかるのか、自宅で治せるものなのか、はじめて子猫を飼った飼い主さんは悩みますよね。風邪の症状、治療方法、費用、予防法をまとめました。

子猫の風邪の症状

風邪の初期症状

・くしゃみ

・はなみず

・なみだ目

・目ヤニ

 

風邪の引き始めは、顔を中心に症状があらわれます。

子猫が遊びまわって元気にみえても、体内では病原菌と闘う免疫機能が働いているので体力が落ち始めています。

 

病院で治療が必要な症状

・発熱(耳や肉球がさわると熱い)

・せき(口でゼイゼイ息をする)

・目がはれて開かない、黄色い膿みがたまっている

・口の中が赤くはれ、食事ができない

・食欲がなく、ゲリが続いている

 

これらの症状が現れていたら、その日のうちに適切な治療を受ける必要があります。

入院の可能性や完治が難しいときもあります。

 

子猫の風邪の治し方

体調を崩した原因をさがす

・食事

成長期の子猫は、1日の食事で、成猫の2倍以上のカロリーを必要とします。

離乳したばかりであれば、消化をする内臓が未発達です。

柔らかく消化によい離乳食とキトンフード(成長期の子猫用のキャットフード)を併用して消化の負担を抑えてあげるといいそうです。

成猫用のキャットフードや、オヤツには子猫に必要なカロリーが不足しています。キャットフードを見直してみましょう。

・寒い季節と飼育環境

子猫は寒い季節に体調をくずします。子猫の頃は屋外に出さず、室内で育てましょう。

暖かい部屋でも、子猫のいる床はひんやり冷たいことがあります。床暖房がないフローリングには保温性のあるカーペットや断熱材を敷いてあげましょう。

寝床には湯たんぽや電気毛布を使ってあげることもおすすめです。

寒さ対策の見直しをしてみましょう。

・外で暮らしていた子猫、または保護施設にいた子猫

外で子猫をひろって飼いはじめた、保護されていた子猫を譲りうけたといった場合、一度は動物病院で健康状態を見てもらいましょう。

そして3種混合ワクチン接種を相談しましょう。

一度も健康状態の確認をしていなかった場合は、猫風邪の原因になるウィルスの潜伏している、またはなんらかの持病を抱えているかもしれません。

目立った症状がないときでも獣医師さんの診察をおすすめします。

・子猫の体と住まいは清潔に

母猫は、子猫をなめて毛の汚れを落とし、マッサージで体を刺激して、つきっきりでお世話をします。

飼いはじめたばかりの子猫には、ぬるめのお湯に浸したガーゼや脱脂綿で目の周りや口、おしり、全身の毛を優しくそっとふいてあげましょう。

食後にお世話すると子猫は満腹でおとなしいく、口の食べかすもふき取ってあげやすいですよ。マッサージ効果で安心感も与えられます。寝床も清潔な毛布やタオルを使い、雑菌が少ない環境で子猫を育てましょう。

子猫のトイレはこまめに掃除をして、砂を入れかえるときはトイレ容器を洗って清潔にしてから砂をつめかえましょう。

 

猫風邪の初期症状のときに自宅でできること

食事、清潔、暖かい環境で子猫の体力と免疫力をサポートする。

・子猫用ミルクをこまめにスポイトで与える

・消化の良い離乳食かキトンフードを1日4回くらいに分けて食べさせる

・はなみず、なみだ目、目ヤニは、ガーゼや脱脂綿でこまめにふきとる

・寝床のタオルを毎日交換して清潔にし、床に断熱材を敷いて子猫の体を冷やさない

・子猫の口やおしりをぬるま湯を浸したガーゼや脱脂綿でふき取り、清潔にする

・トイレをこまめに掃除する

 

改善がない時は動物病院へ

子猫には猫風邪ウィルスの抗体がありません。自宅で2週間初期症状の改善がなければ、子猫の免疫力だけで完治が難しいです。

動物病院での治療が必要です。猫風邪の初期症状はアレルギーの症状ともよく似ています。

詳しい検査を受けて原因をつきとめ、適切な治療をはじめましょう。

 

風邪の子猫を病院に連れていくべき?

どのくらいの症状から病院で治療が必要?

初期症状がみられた時点で獣医師さんに診察してもらうことが望ましいのですが、自宅でお世話をして2週間様子を見ても改善がなければ動物病院に子猫を連れて行きましょう。

悪化すると肺炎を起こして入院が必要になったり、目のまわりのはれや膿みなどが改善されても視力を失うことがあるからです。

 

通院治療

・ウイルスの増殖を抑えるインターフェロンを子猫の体に注射で投与します。主な成分はタンパク質です。免疫系や炎症の調節をしてウイルスを増やさない効果があります。

・症状が軽いときは内服薬で炎症止めと胃腸薬が処方されます

・目の炎症止めと角膜保護の点眼薬が処方されます

・ウィルスが原因ではなく、細菌のクラミジアに感染していると診断されると内服薬に抗生物質が追加されます

 

入院治療

・ウイルスの増殖を抑えるインターフェロンを子猫の体に注射で投与します。主な成分はタンパク質です。免疫系や炎症の調節をしてウイルスを増やさない効果があります。

・炎症止め、抗生物質、水分と栄養分を点滴で直接子猫の体に投与します

・目のはれと膿みは抗生物質が入った点眼薬で治療します

・自分で食事ができる子には療養食を食べさせます

 

治療費

過去にお世話になった動物病院の治療費をまとめました。
病院によっても差があるので事前に問い合わせて、治療内容と費用を確認してみるといいですよ。
私が今室内で飼っている猫は、子猫の頃はよく猫風邪を繰り返していました。ヘルペスウィルスが原因でした。冬や春先、秋口に体力が落ちると、なみだ目とはなみず、時には発熱で通院していました。内服薬と点眼薬を処方してもらい、1回に2,900円〜4,500円くらい支払いました。

・初診料・・・・平均的に1,000円くらい

・再診料・・・・300円〜500円と差がある

・検査料・・・・検査内容によって3,000円〜7,000円と差がある

・入院料・・・・平均的に1日5,000円くらい

・点滴処置・・・成分によって1,000〜3,000円と差がある

・処方薬・・・・点眼薬を含んで3,000〜5,000円くらい

・療養食・・・・平均的に1日500円くらい

・インターフェロン・・・平均的に1回5,000円くらい

 

風邪を予防するためにできること

屋外に出さない

「子猫が室内にいて太陽に当たらないから体が弱いのではないか」と、私は本気で悩んでいた時期がありました。

しかし、猫は夜行性です。猫風邪の原因もほとんどがウィルス性だそうです。

ウィルスは一度猫の体に入ると潜伏し続け、体力が落ちると活動するものだそうです。

体力をつけて免疫力を上げるには、高カロリーでタンパク質とビタミンが豊富なキトンフードをしっかり食べさせることだそうです。

子猫の時期は屋外に出さす、清潔で暖かい部屋で過ごし、ウィルスに感染させないことが大切です。

 

飼い主さんは外で知らない猫さんをできるだけさわらない

猫が好きな人は、外で出会うよその猫さんとついついスキンシップをはかろうとしてしまいす。私もそうでした。猫風邪のウィルスは人や犬には感染しませんが、人の手や足元についたウィルスが自宅の飼い猫に感染します。よその猫さんは見守るだけにしましょう。帰宅をしたら手を洗って、ズボンやタイツなども着替えた状態で飼い猫に触れる習慣を身につけましょう。自宅で犬も一緒に飼育しているときは、散歩から帰った犬の足や口元をキレイに洗いましょう。

 

動物病院で3種混合ワクチンを定期的に打つ

3種混合ワクチンというのは、全ての猫に必須なワクチンと言われており、猫ウイルス性鼻気管炎・猫汎白血球減少症・猫カリシウイルス感染症を予防します。
ワクチンを打つと、ウィルスの抗体が体に入り感染リスクが低くなります。猫風邪の予防に役立ちます。

ただし、ワクチンには副作用もありますので、健康な猫にしか接種できません。
私の猫は、外で保護された子猫だったそうです。譲り受けて1週間ほどで風邪の症状が出ましたが、すでにヘルペスウィルスに感染していたため、成長して体力がつくまで予防接種は受けませんでした。

 

まとめ

子猫の風邪の症状

顔を中心に症状があらわれます。子猫が遊びまわって元気にみえても、体の免疫機能が働いているので体力が落ち始めています。
症状が悪化してきたら動物病院で適切な治癒を受ける、または入院の可能性や完治が難しいときもあります。

子猫の風邪の治し方

猫風邪の初期症状で自宅でできることは、食事、清潔、暖かい環境で子猫の体力と免疫力をサポートする。改善がないときは、動物病院で検査と適切な治療をはじめる。

風邪の子猫を病院に連れていくべき?

初期症状で連れて行くことが望ましいが、2週間様子を見て改善がなかったり、その前に悪化することがあればすぐ動物病院に子猫を連れて行きましょう。症状が悪化すると入院や必要になったり完治が難しくなります。

風邪を予防するためにできること

子猫は屋外に出さず、飼い主や一緒に飼っている犬も外から帰宅したら手足と口をよく洗い、人は着替えをしてから猫に触りましょう。定期的に動物病院で猫が健康状態がよい時に3種混合ワクチンを打ちましょう。

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