「生きたぬいぐるみ」ラグドールってどんな猫?特徴・性格・値段

なめらかでふわふわした毛並みと澄んだ青い瞳のラグドール。

いつでも一緒に過ごしたい、抱っこをしたい方には理想の見た目の猫ですよね。

生きた「ぬいぐるみ」と呼ばれているラグドールの性格や特徴、飼い方をまとめました。

ラグドールの特徴を知ろう

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photo credit: Tesla via photopin (license)

毛の色と柄

〜毛の色〜
ラグドールの毛の色のバリエーションは、シール(焦げ茶)チョコレートブルーレッドクリームライラックフォーンシナモンです。

※ラグドールは成猫になるまで3〜5年かかりますが、子猫の頃は色が薄く柄がはっきりしません。

成長途中で色味が変化する品種です。成長し終わった猫の微妙な色合いは唯一無二です。最期まで大切に家族として飼いましょう。

〜毛の柄、模様〜
・ポイント・・・・顔の中心と、耳、脚、しっぽなどの末端部分が濃い色があります。体の中央部は薄い色です。
・リンクスポイント・・・・ポイント部分に縞が入ります。
・ミテッド・・・・靴下(ソックス)を履いたように前脚と後ろ脚の先だけ白い模様です。
・ブルーポイントミテッド・・・・靴下(ソックス)を履いたように前脚と後ろ脚の先だけ灰色の模様です。
・レッドポイントミテッド・・・・靴下(ソックス)を履いたように前脚と後ろ脚の先だけオレンジの色味がある赤毛の模様です。
・バイカラー・・・・八割れとも言われる顔の模様です。日本で一番人気のある柄だそうですよ。
・トーティ・・・・黒と赤の2色でモザイク柄です。べっこうのような色合いです。
・ヴァンバイカラー・・・・全体的に白いです。顔の中央、しっぽだけに色が入る模様です。

目の色

・「ブルー」
・「アクアブルー」

毛並み

ふわふわとした質感をまず感じます。表面はシルクのようにつややかです。

長毛種ですが、ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンのようにふっさふさとしたワイルドなボリュームにはなりません。

毛玉や抜け毛の量は長毛種の中でも少ないのでお手入れがしやすいです。ブラシは1日1回はかけてお手入れしてあげましょう。

下毛(アンダーコート)と上毛(オーバーコート)があるダブルコートです。同じくダブルコートを持つノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンは、よく水を弾き密集した毛を持っているので水遊びを好みます。

しかし、ラグドールは耐水性がありません。そのため水を嫌がります。それでも毛の生えかわりの時期はシャンプーをしてあげましょう。皮膚病の予防やグルーミングで毛を飲み込む量を減らすことができます。

性格

おだやかな性格で、狩りの本能がうすいです。

同居する犬や猫よりも人への関心が強く、常にそばにいることが多いです。

多頭飼いするときは、同種のラグドールやメインクーンのように優しい気質の大型種をおすすめします。

例えば小型の短毛種の猫は活発な気質ですが、ラグドールはおっとりとした気質です。遊び相手としても体格に差があます。どちらかがストレスを感じるかもしれません。

異なるタイプの品種はお手入れやゴハンの量、かかりやすい病気がそれぞれ違います。飼い主さんもお世話が大変になるかもしれません。そのため、ラグドールのおだやかさはどの品種とも相性がいいというわけではありません。
ラグドールは抱っこが好きな品種とも言われています。ラグドールは抱き上げると、くたっと脱力して身をまかせます。いつもそばにいて抱きしめられるまさに「ぬいぐるみ」のような性格です。

猫は本来、あまり抱っこが好きではありません。突然、無理やり抱きしめたり、猫があまりかまわれたくない気持ちのときに抱っこをすると、ラグドールでも抱っこを嫌がります。

猫は、自分の行動を抑制されたり、抱きかかえられて嫌なところに連れて行かれる経験をすると抱っこそのものを警戒します。

ブラシをかけたり、好きなおやつをあげたり、猫じゃらしで遊んだりして信頼関係を築いてから愛情表現として抱っこをするようにしましょう。

大きさ

・体長
オス、メス、ともに平均40〜80cmです。(しっぽの長さを含む)

・体重
オスの平均が4.5〜7kg、メスの平均が4〜6kgです。

・体格
ロング&サブスタンシャル(長く、がっしりした大型のボディタイプ)です。

鳴き声

「サイレントキャット」と言われることもある静かな品種です。飼っていても近所の人に猫がいるとは思わなかったと言われるほど静かだそうです。

おだやかな気質で、狩りの本能も弱く、まさに「ぬいぐるみ」です。

しかし、知的なので、飼い主さんの様子や住まいの環境をよく見ています。「どうすればおいしいおやつがもらえるか」を知っているので、飼い主さんに甘えた声でおねだりすることもあるそうですよ。

しかし、猫の気質は環境によって変わることもあります。せわしなく大きな声で話しかけていたり、留守が多い飼い主さんのおうちの猫はよく大きな声で鳴きます。おなかがすいたり、水やトイレが汚れていて掃除をしてほしいときに「私ははここだよ、気づいて!」と言わんばかりに鳴きます。

不安やストレス、具合が悪いときにも鳴きます。猫が鳴くときは理由があります。よく様子を観察して、コミュニケーションをとりながら理解を深めましょう。

寿命

ラグドールの寿命は平均14〜16歳くらいです。

2015年のイエ猫の平均寿命は16歳でしたので、ラグドールは平均寿命が長い品種といえます。

ラグドール 値段と選び方は?

値段

・ペットショップでは20〜25万円くらいで購入できます。
・ブリーダーさんからの購入は30万円前後で購入できます。

選び方

ラグドールの赤ちゃんは生まれたばかりのときは単色で柄がなく、数日経つとうっすらと柄や色がついてくるそうです。

子猫の時期も3〜5年あります。成猫になるまでの間に色味が変わったり、毛の量が変わったりします。

思っていたような柄や毛の量でラグドールを育てたい方はキャッテリーさんから購入する方法をおすすめします。愛護団体公認の繁殖家なので、両親の毛の色や柄、大きさや毛の長さの記録が明確に確認できます。比較的希望の見た目のラグドールに成長できる子猫を選べるでしょう。

また、病気の傾向も記録からわかるので、先天的な心疾患の心配が少ない子猫と出会える可能性も高まります。

お住いの地域に近いキャッテリーさんをウェブから検索することができます。まずはコンタクトをとって、相談からはじめましょう。

【重要】ラグドールの飼い方の注意

子猫は3〜5年かけて成猫になります。その間はキトンフードで育てましょう。

成長に必要な高タンパク、高カロリー、豊富な必須アミノ酸とビタミンをとることができます。

大型種なので、子猫の頃からよく食べます。しかし、消化器官が未発達なので、吐いてしまったり、軟便やゲリをしたりします。トイレの様子を見て、ゲリをしているときは、離乳食に変えたり、子猫用ミルクを与えて様子を見ましょう。

キトンフードにはドライフードとウェットフードがあります。ウェットフードを時々与えて消化の負担を和らげてあげるのもおすすめです。

食事の回数も1日4回くらいに分けて与えましょう。ラグドールの子猫には成長に合わせてゴハンの柔らかさや量を調整してあげることが大切です。

ラグドールの成猫用に開発されたキャットフードはロイヤルカナンというメーカーから販売されています。ラグドールのかかりやすい病気に配慮した栄養バランスが魅力です。

この他に、通販での注文になりますが、保存料、着色料が少ない「シンプリー」もおすすめです。

質の良い栄養とストレスの少ない環境が病気を防いで猫を長生きさせます。

運動

子猫の時期から成猫になる間は、遊びが大好きで活動的ですが、大人になるとおだやかにリラックスして過ごすことが好きな品種です。

猫なので高いところに登りますが、落ち着いて過ごすことを好みます。

キャットタワーは高さがなくても土台がしっかりしているものを設置してあげましょう。

リラックスして過ごせる場所を作ってあげる必要があります。

かみぐせはほとんどありません。

家具の上にスペースを空けてあげると、気に入ればそこに登って過ごします。

おもちゃも、羽根のついた柔らかいものや猫じゃらしで飼い主さんとじゃれ合いを楽しめるものを選んであげましょう。

一人暮らしの方はお仕事などでラグドールに留守番をさせる時間が長くなることもあるとおもいます。私の飼っている雑種の日本猫はかみぐせのない猫でしたが、私が留守の間に髪どめやアクセサリーをおもちゃに遊んでしまうので、アルミホイルを柔らかめに丸めたボールをいくつか作っておくようにしました。すると、ちょんちょんつついて1人で遊んでくれました。もしラグドールが気に入って遊んでくれたら、家具の隙間に押し込んでしまうので、ボールは5〜6個作っておくといいですよ。

かかりやすい疾患

ラグドールは人工的に交配された新しい品種です。先天的な病気は心疾患ですが、平均的に長生きのできる品種なので、病気については神経質に考えず、定期的に動物病院で診察を受けて健康管理をしてあげましょう。

もしもの備えがあると安心だとお考えの方は、子猫を買う前に、ペット医療保険を事前に調べて加入の検討をしましょう。

・肥大型心筋症・・・心筋細胞が大きくなって左心室がせまくなったまま広がらなくなる障害です。左心室に血液が流れ込まなくなり、全身を巡る血液量が不足します。心房へ血液が逆流することもあります。肺に水がたまったり、呼吸困難、心不全、または突然死などを引き起こします。

・毛球病・・・グルーミングで飲み込んだ体毛が胃や腸で詰まり、排泄されず、内蔵を傷つける疾患です。

おう吐、便秘をし、猫の元気がどんどんなくなります。

毛玉を溶かす専用の内服薬で回復します。

飲み込んだ体毛の量が多いときや体調が悪ときは排泄できずに詰まらせてしまうので、普段からブラシをこまめにかけてあげると病気の予防ができます。

春と秋は毛が生え変わる時期です。この時期は毛玉を飲み込む事が多くなるので、シャンプーをしてあげることをおすすめします。一度に毛が抜けて猫の口に入る量を減らせます。

ドライヤーを嫌がるときは大きめのタオルを2枚用意して念入りに水気をふき取ってあげて下さい。

まとめ

ラグドールは子供を育て終えた夫婦にも人気がある品種です。

子猫の時期も長く、首回りの豊富な毛は赤ちゃんのスタイのようです。

いつも飼い主さんの後を追い、リラックスしてそばにいる姿は小さな子供のようです。

抱き上げるとくたっと身を預け、大人のオスであれば7キロの重さがあり、子育てした経験のある方には懐かしい感触と重みでしょう。

大型の猫は野性種が多いのですが、ラグドールは人工的に交配された品種です。室内で飼いやすい品種なので初めて猫を飼う方にもおすすめです。

飼い主さんのことをよく見ているので、良いパートナーとしていつもそばにいてくれます。

一緒に時間を過ごすだけでも心がなごむ癒し系です。ラグドールとリラックスタイムを過ごしてみるのはいかがでしょうか。

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