スコティッシュフォールドってどんな猫?特徴・性格・値段

2008年YouTube動画に登場したスコティッシュフォールドの「まる 」が火つけ役となり、スコティッシュフォールドは今も大人気の品種です。その後「 スコ座り」が注目を集めましたね。

驚いたようなコミカルな表情、マスコットのようなまん丸な顔にストンとした体・・・そんなスコティッシュフォールドの特徴、性格、飼い方、値段をまとめました。

スコティッシュフォールドの特徴を知ろう

2229899_e92f57eb53
photo credit: Ms. Kitty via photopin (license)

毛の色と柄

〜毛の色〜
スコティッシュフォールドの毛の色のバリエーションは、ホワイトブラックブルーブルーキャラメルチョコレートライラックライラックキャラメルシナモンフォーンフォーンキャラメルオレンジクリームアプリコットレッドです。

〜毛の柄、模様〜
・トータシェル・・・・赤と黒のモザイク柄でべっこうのような模様です。
・キャリコ・・・・トータシェルに白が入ったもので三毛柄のことです。
・マックレルタビー・・・・サバのような縞模様です。
・クラシックタビー(ブローチド・タビー)・・・太い縞模様で、背中からお尻にかけて太い2本の線があります。左右の腹部に渦巻きのような模様です。
・スポッテドタビー・・・・体の一部に白い模様が入ります。
・ティッピング・・・・毛先に色がついて根元近くはシルバーかゴールドの毛色です。
・ソリッド・・・・単色で柄が入りません。
・ブルータビー・・・グレーとベージュの縞模様です。
・レッドタビー・・・明るい茶色(オレンジ色に近い)と、ベージュの縞模様です。
・クリームタビー・・・クリーム色とオフホワイトの縞模様です。
・シルバータビー・・・黒とグレーの縞模様で濃い色と薄い色のが交互に発色しています。
・スモーク・・・毛の上部1/2〜3/4に色が付いており、下部は白または淡色になっています。
・バイカラー・・・2色のツートンカラーのことです。

〜目の色〜
・カッパー
・ヘーゼル
・アンバー
・ゴールド
・グリーン・ゴールド
・グリーン
・グリーン・ブルー
・ブルー・グリーン
・アクア
・ブルー
・一方がブルー、もう一方がゴールドの「オッドアイ」

毛並み

短毛が多い品種ですが、長毛のスコティッシュフォールドもいます。

長毛は「ハイランドフォールド」または「ロングヘアフォールド」と呼ばれています。

どちらも厚みのあるビロードのような質感の毛並みです。

短毛は全体的に丸みを帯びた毛並みです。1日1回はブラッシングが必要です。

長毛はモコモコとしてして丸みを残した形状をしています。比較的毛玉ができにくい毛質ですが1日2〜3回のブラッシングとコーミングが必要です。
短毛、長毛のどちらも下毛(アンダーコート)が少なめですが密集して生えています。短毛、長毛どちらもダブルコートです。

短毛の両親からでも数は少ないのですが長毛の子猫が生まれます。

スコティッシュフォールドの起源になった、折れ耳を持ったメスの雑種猫は長毛でした。そして折れ耳の品種をつくる過程でペルシャとも交配していた歴史があるので、短毛であっても長毛の遺伝子を持っています。

性格

のんびりとしておだやかな性格です。

遊びが大好きで、人にとてもなつきます。

甘えん坊の猫の品種の中でもスコティッシュフォールドはかなりの甘えん坊さんなので、留守番の時間が長いとストレスに感じることもあります。

家族みんなでかわいがることができる環境で飼育することが望ましい品種です。

構われることが好きな猫は、自分に関心を示してもらうための行動をとります。

「スコ座り」をすると飼い主さんが喜んでくれた、スライディングやダイビングジャンプをすると声をあげて喜んでくれたという経験を覚えています。

関心を引きたいときは飼い主さんが喜んでくれたときの行動を起こします。

猫は「すごいでしょ!見て見て!!」という気持ちです。

ここで、関心を示さなかったり、今それどころではないと抱えてゲージに入れるようなことをすると、猫との信頼関係が壊れます。

飼い主さんがパソコンに向かっていると猫がわざとキーボードに座ったり、テレビを見ているとおもちゃを持ってきて飼い主さんの目の前におくときは、面倒くさがらず目を合わせて話しかけたり、短い時間でも一緒に遊んであげましょう。
しかし、自分の時間の邪魔をされたくないときもあると思います。そういうときは、自分の時間の前に十分遊んであげましょう。

毎日決まった時間に猫と遊ぶのも良いでしょう。

猫はもちろん、動物は規則正しい日課を正確にこなします。毎日、同じようにゴハンや遊び、ブラッシングなどのお手入れをしてあげれば、猫のかまって催促や、突然の凶暴化、暴れてかみついたりすることはなくなりますよ。

それでも、凶暴な様子が変わらない時は体の調子が良くない可能性が高いです。動物病院で詳しい検査を受けて原因を探しましょう。

大きさ

・体長
オス、メス、ともに平均60cmです。(しっぽの長さを含む)

・体重
オスの平均が3.5〜5kg、メスの平均が2.5〜4kgです。

・体格
体長と体高が1:1のセミコビータイプです。

・折れ耳
折れ耳のスコティッシュフォールドは全体の3割しか誕生しません。

腰をかけて足を投げ出した「スコ座り」をすることが多いのは、軟骨が柔らかくなる遺伝子を持っているからです。

その遺伝子の影響で耳が垂れていたり折れています。

耳に汚れがたまりやすいので、週に1度くらいのペースで外耳の汚れを脱脂綿などで優しくふき取ってあげましょう。

また、半年に一度くらいのペースで動物病院で耳の奥のお掃除をしてもらいましょう。

・立ち耳
一般的なスコティッシュフォールドです。子猫の頃に耳が折れていても大人になるとピンとした立ち耳になることがあります。

折れ耳のスコティッシュフォールドほどではありませんが、やはり軟骨が柔らかい猫なので腰をかけて足を投げ出した「スコ座り」をすることもありますが、「スコ座り」をしない猫が多いです。

鳴き声

おだやかな性格なので鳴き声は静かです。猫はもともとあまり鳴かない動物です。人が話しかけるとコミュニケーションを取るために鳴くにすぎません。

猫によってはすり寄ってきたり、手をなめてくれたりして鳴き声ではないコミュニケーション方法をとります。

逆に鳴いてばかりいるときは強い要望があるときです。留守がちの飼い主さんであれば、子猫は誰もいない部屋で不安に感じていた気持ちを伝え、甘えたい気持ちや空腹をうったえて鳴きます。

大人になっても、トイレや水が汚れていると、きれいにして欲しくて鳴きます。

猫はキレイ好きな生き物です。猫の身の周りのお世話をすることで信頼を得て、強く鳴かれることが減りますよ。

スコティッシュフォールドは遺伝的に軟骨が柔らかい猫です。鼻の骨も柔らかく、鼻息の音が大きかったり、イビキが大きいこともあると思います。本人が苦しそうにしていなければ問題はありませんが、鼻血が出ているときは動物病院で診察を受けましょう。鼻の軟骨の形成異常か何か別な病気かもしれません。

寿命

スコティッシュフォールドの寿命は平均10〜13歳くらいです。
2015年のイエ猫の平均寿命は16歳でした。
スコティッシュフォールドは平均より寿命が短い品種といえます。

スコティッシュフォールドの値段と選び方は?

スコティッシュフォールドには遺伝性疾患を発症しやすい傾向があります。(詳しくは、後半の「かかりやすい疾患」を参照してください。)
ペットショップで購入する時は、販売契約書の『親や同腹子における遺伝性疾患の発生状況』の項目を確認して下さい。折れ耳の両親から遺伝性疾患を持った子猫が誕生する可能性が特に高いので、折れ耳同士の交配は禁止されています。両親の写真が見られるのであれば、確認しておくことをおすすめします。
折れ耳のスコティッシュフォールドは全体の3割程度しか誕生しない反面、見た目のかわいらしさや話題性の高さから需要もあるので高値で販売されています。
立ち耳のスコティッシュフォールドは遺伝性疾患の危険が全くないことはありませんが、折れ耳のスコティッシュフォールドに比べると病気の発生率が低いです。

・折れ耳のスコティッシュフォールドの販売価格は平均15〜40万円です。
・立ち耳のスコティッシュフォールドの販売価格は平均10〜35万円です。

愛護団体に登録している繁殖家のキャッテリーさんをウェブサイトで探して、無理な交配のされていない子猫を譲り受ける方法もあります。

ショータイプは高値がつきますが、自宅でペットとして飼うタイプは中間業者を通さないのでペットショップより安く譲り受けられます。

そして、子猫の健康状態を重視しているので無理な交配はされていません。両親の毛色や体格、遺伝子疾患が発症する系統なのか愛護団体に登録されています。心配な時は猫の経歴を確認できるので安心ですね。
しかし、スコティッシュフォールドを飼う環境が整っていること、飼い主さんに猫を飼う適正があるのか判断されてから譲り渡すキャッテリーさんが多いので、事前に猫の飼育やスコティッシュフォールドについて勉強してから連絡すると快く譲ってもらえるでしょう。

・キャッテリーさんの判断基準が耳だけではないので総合評価した価格で約5〜20万円譲っていただけます。

【重要】スコティッシュフォールドの飼い方の注意

スコティッシュフォールドの子猫は生後10〜12カ月で成猫に成長します。生後2〜3カ月くらいの子猫から飼いはじめる方は、キトンフードの用意をしてあげてください。「ロイヤルカナン・キトン」や「ナチュラルチョイス」がおすすめです。高タンパクで高カロリーなので、丈夫な骨格と健康的な内臓の発育ができます。

住まいが変わって環境に慣れるまでは子猫の食欲が落ちたり、ゲリをすることがあります。そんな時は子猫用のミルクや離離乳食を与えて消化の負担を和らげてあげましょう。人間用の食品はできるだけ与えなずに育てましょう。

スコティッシュフォールド専用のキャットフードは今の所メーカーから販売されていません。

高タンパクで添加物が少ないキャットフードは海外製品が多く、ネット注文ですが、おすすめは「Orijen cat&kitten」です。このメーカーは子猫の頃から食べさせられます。3年連続ペットフード・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

同じく海外製で添加物が少なくシャケが原料の高タンパクな「シンプリー」もおすすめです。

ホームセンターで買えるメーカーでおすすめは「ピュリナワン」、「ヒルズ」です。猫と食事に関するデータを豊富に持っているので信頼できるキャットフードメーカーです。

5歳くらいから運動量が落ちはじめますので、カロリーを抑えたダイエット用やシニア用に切り替えて体重のコントロールをしてあげましょう。

運動

運動量が少ない品種ですが遊び好きです。

飼い主さんとじゃれ合うようなコミュニケーション重視の遊びが向いています。

猫じゃらしやリボンの端などでもじゃれついたりします。

足の関節、軟骨、骨格に先天的な疾患が発症しやすい品種なので、高いところから飛び降りたり、激しいおいかっけこは他の品種に比べると少ないです。

しかし、猫なので高いところに登ります。低くても土台がしっかりしたキャットタワーを設置してあげてください。

爪を立てて登りやすく足場もあるので転落によるケガの心配が少ないですよ。

かみぐせが少なく家具を傷ませることはほとんどありませんが、上に登ることがあると思います。家具の形や質感によっては猫の足元が滑りやすく落下の原因になります。家具に滑り止めマットをしいてあげたり、家具の近くにイスや踏み台を用意してあげましょう。転落によるケガを防げますよ。

スコティッシュフォールドは5歳くらいから運動量が落ち始めます。体重が増えると関節に負担がかかりやすいほかに、先天的な心疾患を発症させやすいので太らせないように注意が必要です。動かなくなることが増えてきますが、膝の上に乗せたり抱き上げるだけでも小さな運動になります。

高齢になるほどスキンシップをしてあげましょう。

もし、じゃれて遊びはじめたり、おもちゃをうまくとらえた時はほめましょう。

運動量が落ちてきていても、遊びの見せ場を作ってあげたり、成功率をあげてあげると「また遊びたい!」というやる気につながります。

かかりやすい疾患

スコティッシュフォールドは遺伝子疾患の可能性を持って生まれてくる品種です。親や兄弟に病気が発症したら、子猫に詳しい検査を受けさせましょう。病気の予防や発症を遅らせることができるかもしれません。
また、子猫を飼う前に、ペット医療保険を事前に調べて加入の検討をしましょう。保険会社によっては品種別にサポートする範囲に制限があったり、逆に制限がなくても金額が異なります。

〜気をつけたい遺伝性疾患〜
・骨軟骨異形成症・・・・生後4〜6カ目に発症します。コブのようなものが骨にできる骨瘤、成長期の発育障害で起こる骨の変形、軟骨が柔らかいので関節炎も起こします。鼻の軟骨に症状があるときは鼻血がでるようなります。早めに見つけてあげると、鎮痛剤や関節炎のサプリメントを飲ませて痛みをやわらげたり、マッサージなどで対処できます。子猫によっては成長するにつれて症状が改善することもあれば、成猫になっても改善しないこともあります。足を引きずったり、片側をかばうような動き、遊んでいてもすぐやめてじっとしている様子があれば動物病院で診察を受けましょう。折れ耳のスコティッシュフォールドに多く発症しますが、立ち耳のスコティッシュフォールドが全く発症しないことはありません。どちらも動く様子をよく観察して見守りましょう。

・心臓疾患・・・・心臓肥大、不整脈、心室中隔欠損を起こしやすいです。折れ耳をもつ子猫は生後数ヶ月から1年以内に発症していることがあります。ワクチン接種前の診察で心音を獣医師さんに聴いてもらうといいですよ。立ち耳であっても老化が始まる5歳くらいから発症することがあります。そのため、肺に水がたまる、血栓ができる、呼吸困難、突然死を引き起こすことがあります。5歳からは半年に一度は体の様子を動物病院で診察してもらいましょう。

・外耳炎や中耳炎・・・・耳の穴の入り口や中で炎症を起こす病気です。折れ耳のスコティッシュフォールドは耳の穴がふさがるので、むれて雑菌の繁殖がしやすいです。適度に耳の掃除をしてあげることで病気を防げます。立ち耳のスコティッシュフォールドは耳がむれることがほとんどありません。しかし、立ち耳も折れ耳もシャンプーでは耳周りに水がかからないように気をつけて洗っい、タオルで水気をしっかり拭いてあげましょう。

まとめ

8763844086_5cab0724d8_b
photo credit: 傻貓貓(Scottish Fold) via photopin (license)

 

スコティッシュフォールドを初めて見たとき、驚いた表情が続いているので怖がりさんなのかな?と思い、視線をそらせて恐怖心をやわらげてあげようとしたことがあります。

でも、その必要はありませんでしたね。スコティッシュフォールドは、人をよく見ていて、なつっこく、愛らしい猫さんでした。

スコティッシュフォールドの繁殖は遺伝性疾患を発症しやすいので、様々な品種と交配してリスクを減らしてきました。そのため、目や毛の色、柄はバリエーションが豊富です。

これからスコティッシュフォールドを飼おうと考えている方はどんな色や模様の子猫を迎えるか悩まれることでしょう。幸せで嬉しい悩みですよね。

しかし、スコティッシュフォールドは骨や関節の他に心疾患を発症しやすい品種です。子猫の頃に発症することも少なくありません。

そのため、お世話をしてあげられる環境で大事に育ててあげることが一番大切です。

家族の一員の猫が病気になると私たち飼い主は悲しい気持ちになりますね。でも、病気でつらい猫が生きようとする強さは私たちに感動と困難に立ち向かう強さを見せてくれます。

どの品種にも言えますが、最期まで生きようとする猫を支えて、たくさんの愛情を注いであげたいですね。

関連記事

「生きたぬいぐるみ」ラグドールってどんな猫?特徴・性格・値段

ノルウェージャンフォレストキャットってどんな猫?特徴・性格・値段

アビシニアンってどんな猫?特徴・性格・値段

アメリカンショートヘアってどんな猫?特徴・性格・値段

「猫のダックスフンド」マンチカンってどんな猫?特徴・性格・値段

シャルトリューってどんな猫?特徴・性格・値段