猫にワクチンは必要なのか?副作用や種類について接種の前に知っておくべきこと

飼いはじめたばかりの子猫にワクチン接種を勧められることがあるかもしれません。

室内で飼う予定だから、他の猫から風邪をうつされる危険は少ないのに、ワクチンは必要なのか?調べてまとめました。

 

なぜ猫にワクチンが必要なのか?

生まれたばかりの子猫は抵抗力がなく、体を成長させるために成猫の2倍以上のカロリーが必要です。

母猫の母乳には子猫の成長に欠かせない栄養がたっぷり含まれています。

子猫は母乳から病気に対する抗体も取り入れているので生後9週から12週目まで病気になりにくいです。

しかし、抗体は時間とともに消えてしまうものなので、新しい抗体を人工的につくる機会を与えて病気を予防する目的でワクチン接種がすすめられています。

ワクチンの種類

・生ワクチン

抗体を作らせる目的で病原体ウィルスを弱らせた状態にしています。

・不活化ワクチン

抗体を作らせる目的で病原体ウィルスを殺し毒性を取り除いて必要な成分のみ取り出した状態にしています。

ワクチンで予防する病気

・3種混合ワクチン

「猫ウィルス性鼻気管炎」、「猫カリシウィルス感染症」、「猫汎白血球減少症」の病原体は感染力が強く、猫風邪の主な原因です。
「猫カリシウィルス感染症」、「猫汎白血球減少症の原因ウィルス」は、人の衣類や靴につくと1カ月以上感染力があります。そのため、室内飼いの猫にも接種がすすめられています。

・5種混合ワクチン

細菌が病原体の「クラミジア感染症」、「猫白血病ウィルス」はケンカやグルーミング、交尾など、密接した活動で感染します。屋外で活動する飼い猫、保護猫を室内飼いするときは3種混合ワクチンにこの2つの病原体を加えてた接種がすすめられています。

・7種混合ワクチン

「猫カリシウィルス感染症」は、ウィルスが変化を起こしやすい病原体だそうです。5種混合ワクチンの特に「猫カリシウィルス感染症」の感染予防を強化する目的でウィルスを3つに株分して作られています。

ワクチンは単体で1種からでもできます

ワクチンに含まれる病原体の数が増えるほど抗体をつくる猫の体に負担がかかります。屋外で活動する猫に最低限のワクチンだけで済ませたいと獣医師さんに伝えると、猫の体調や年齢を考えて4種や6種でワクチンを打ってくれることもあります。まずは相談をしてみましょう。

 

猫のワクチンに副作用があるって本当?

副作用と思われる主な症状

注射したところに痛みやはれ、発熱、おう吐、元気や食欲の低下、下痢です。
私の飼い猫は、毎回熱がでて元気がなくなります。でも食欲がある猫です。4日〜5日くらいで元に戻ります。
ワクチン接種後は症状がなくても家から出さず、2〜3日は安静にしてシャンプーなどは避けましょう。

アレルギーを起こすこともあります

ワクチン接種後15分から1時間程度で、ケイレン、おう吐、呼吸困難、血圧低下が見られた場合はアナフィラキシーショックを起こしている可能性があります。処置が遅れると死に至るので動物病院によってはワクチン接種後は1時間程度病院で待機することが義務化されているところもあるそうです。

腫瘍になることがあります

生ワクチンに比べて不活化ワクチンを注射した猫の体に腫瘍の発生率が高いと証明された論文があります。論文発表後、不活化ワクチンの成分は改善されて、腫瘍の発生率は生ワクチンと変わらなくなりました。
しかし、どちらもワクチン接種の注射をした部位に腫瘍ができやすいため、腫瘍が切除しやすい尻尾や後ろ足にワクチンを注射する獣医師さんもいるそうです。

 

ワクチンの費用と接種する時期は?

ワクチンの費用

病院によっては再診料がないこともあります。

・再診料・・・・・300〜500円くらい

・3種混合ワクチン・・・・・平均3,000〜5,000円くらい

・5種混合ワクチン・・・・・平均5,000〜7,000円くらい

・7種混合ワクチン・・・・・平均7,000〜8,000円くらい

子猫がワクチンを打つ時期

・生後9週

母乳を飲む時期が短い子猫は生後9週にはすでに抗体が消えていたり、生後15週まで残りの抗体が活動しているなど、子猫によって差があります。

病気の予防を優先するには生後9週目にワクチンの接種が望ましいとされています。

生後9週目に1度目のワクチンを接種させたら13週目に2度目のワクチンを接種させます。

しかし、母乳から得た抗体が残っていると、ワクチン接種後の新しい抗体はつくられにくいそうです。

抗体があるか事前に検査で調べることも可能ですが、ワクチンより検査代の方が高く、結果が出るまで時間がかかるそうです。

・生後16週、またはそれ以降

生後16週以降の子猫は母乳の抗体が完全に消えている状態です。ワクチン接種をすると抗体がつくられやすいです。2回目の接種は3〜4週間後に行われます。
成猫であってもはじめてワクチン接種を受けるときは2回目の接種は1回目の3〜4週間後に行われます。

・ワクチン接種を継続するペース

その後、ワクチンでつくられた抗体は体の中で2〜3年活動し続けます。
屋外で活動が多い猫の場合は1年に1回、室内飼いで1匹飼いの猫であれば3年に1回のペースでワクチン接種をすると病気の予防に役立ちます。

ワクチンを打つ前に気を付けるべきこと

保護猫の場合は、ケガをして体力が消耗していたり、すでにウィルスに感染して体調が安定していないことがあります。目に見えていないだけで持病があるかもしれません。健康状態が悪いとワクチン接種が引き金で持病が悪化したり、アレルギーを起こす可能性があります。事前に動物病院で健康状態を診察してもらいましょう。ワクチン接種を見送ることも、ときには必要です。

猫ワクチンに対する私の考えと体験談

私は、以前は狂犬病ワクチン以外の存在を知らず、猫に受ける義務はないと思っていました。

私の猫は保護猫だったので体力がなく、病気がちでした。

お医者さんにワクチンを勧められた時は、

「猫が病気になりにくいなら必要かもしれない。
でもアレルギーを起こして死んでしまうのが怖い。
体が出来上がって体調が安定するまでは仮に強くすすめられても断ろう。」

と思いました。

ですので、ちょうど1歳の時に、はじめて3種混合ワクチンを受けさせました。

それから1年に1回程度、健康診断も兼ねて接種させています。

お話ししたように、私の猫は子猫の頃にすでにヘルペスに感染しており、ヘルペスキャリアです。

涙目、おう吐、くしゃみやセキの何か一つでも症状がある時は、そろそろワクチン接種の時期とお医者さんにすすめられても、症状の悪化を感じて、体調が安定するまで様子をみたいと断りました。

高齢になってからは、普段からなみだ目が目立ち、月に一度は必ず吐きます。そのため、ワクチン接種をここ3年ほど見合わせています。

でも、ずっと室内飼いをして他の猫との接触をさせないことは気をつけています。

「ワクチンの副作用が心配」という飼い主さんの気持ち、わかります。もしあなたがそう感じているのなら、無理にワクチンを受けさせないほうがいいかもしれません。

そして、受けさせないのであれば、なるべく猫を屋外に出さずに、健康に注意を払ってあげてください。

まとめ

■なぜ猫にワクチンが必要なのか?

母猫の母乳から得た抗体は生後9週〜12週で消えてしまう。子猫に新しい抗体を人工的につくる機会を与えて病気の予防を目的にワクチン接種がすすめられています。
3種混合ワクチンには「猫ウィルス性鼻気管炎」、「猫カリシウィルス感染症」、「猫汎白血球減少症」の予防、5種混合ワクチンにはこれに加え「クラミジア感染症」、「猫白血病ウィルス」の予防、7種混合ワクチンにはウィルスが変化しやすい「猫カリシウィルス感染」を3つに株分けして予防を強化します。
室内飼いの猫には3種混合ワクチン、屋外飼いの猫には5種混合ワクチンが望ましい。

■猫のワクチンに副作用があるって本当?

注射したところに痛みやはれ、発熱、おう吐、元気や食欲の低下、下痢です。
ワクチン接種後は症状がなくても家から出さず、2〜3日は安静にしてシャンプーなどは避けましょう。
まれに、アレルギーや、注射をした部位に腫瘍ができます。ワクチン接種後は1時間くらい病院の近くで待機して様子を見たり、腫瘍ができても切除しやすいしっぽや後ろ足に注射しましょう。

■ワクチンの費用と時期

3種混合ワクチン平均3,000〜5,000円くらい、5種混合ワクチン平均5,000〜7,000円くらい、7種混合ワクチン平均7,000〜8,000円くらいで、再診料は病院によってはかからないこともあります。母猫の母乳から得た抗体がなくなる9週目くらいにワクチン接種が望ましいとされています。健康状態によっては病気やアレルギーの引き金になるので、体力がついた成猫になってから受けてもかまわない。

 

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